無線LANルーター(どういうものか&選び方)
お家にインターネットは引いているが、無線LANルーターがなく有線でパソコンをしている人、無線LANルーターは家にあるものの速度が遅かったり壊れてしまったりときにどの無線LANルーターを選べばいいのか迷うと思います。
そこで無線LANルーターを選ぶときにどの部分を見ればいいのかを書きたいと思います(以前大手電機屋で働いていたときよく聞かれましたw)
今回書く内容は、無線LANルーターの選び方なので、お店で見て自分で選べる力をつけていってほしいと思います(電機屋の人でもわからない人は多いので苦笑)
目次
- 無線LANルーター(どういうものか&選び方)
- Step1.無線LANルーターとは
- Step2.無線LANルーターのどこをみればいいのか
Step3.オススメ(参考程度に)後日書きます
Step1. 無線LANルーターとは
無線LANルーターとは、無線を使うことによってケーブルなしでパソコンやスマホをお家のインターネット回線に接続する装置(箱)のことを示します。
そしてこのルーター(箱)ですが、お家にひいてきているインターネット回線をつなぐことで下の図のような感じになります。
この図の黒い箱が無線LANルーターになります。
なので、無線LANルーターさえあれば、ケーブルなしでインターネットを楽しむことができます。
Step2. 無線LANルーターのどこをみればいいのか
無線LANルーターを探しにヤマダ電機やAmazonとかに行ったりすると、種類が多すぎてどういう違いがあるのかわからないということが多々あると思います。
そこで、どの項目についてみればいいのかを書いていきます。
- 速度について(ex. 1300 + 600 Mbps)
- GHz(ギガヘルツ)について (ex. 5GHz, 2.4GHz)
- 部屋の大きさについて
- ビームフォーミング
- 中継機能(←あったらいいな程度です)
ⅰ.速度について(ex. 1300 + 600 Mbps)
速度ですが、300~1733 Mbpsの数値が箱にかかれていると思います。
この数値が大きくなればなるほど、インターネットの速度が速くなり、動画等がスムーズに見ることができます。
また、多くは1733 + 800 Mbpsみたいに2つの数値が書かれていますが、1733Mbpsと800Mbpsの速度の大きく2つの速度帯で通信することができることを指します。
つまり簡単にいうと高速道路で走行車線は80km/h、追い越し車線は100km/hと2つの速度帯を持っていますよというイメージになります。
ではなぜ、2つの速度帯があるかといいますと、これは回線が混雑したときに自動で切り替えてすいている方に行くようにし、快適なインターネットをできるようにしています。
そして、11ac、11n、g、bなどのアルファベットがありますが、これはその速度帯のレーンの数を指します。
速度に注意しなければならないことは、自宅に引いてあるネット回線が光回線でなければいくらいい無線LANルーターを選んでも意味がありません(ADSL回線なんかはよくて250 Mbpsくらいしかでないので)
また、スマホやパソコン本体も11acや11n等が受信できるものでなければ、意味がありません
ⅱ.GHz(ギガヘルツ)について (ex. 5GHz, 2.4GHz)
GHzについてですが、これは5GHzと2.4GHzの2つしかありません。
違いとしては5GHzの方が高速通信できる一方で、壁やコンクリートといった障害に弱いです。
逆に2.4GHzでは5Ghzほど高速通信をすることができませんが、壁やコンクリートといあった障害には強いです。
ここで、勘のいいひとは気が付くかもしれませんが、無線LANルーターの箱に書いてある5GHzの方が2.4GHzよりもMbpsが大きい数字になっています。
これは先ほど述べたように5GHzの方が高速通信できることにつながります。
ⅲ.部屋の大きさについて
ここまでで、速度とつながりやすさについて説明しましたが、じゃあ一体部屋の大きさに対してどうすればいいのか?
その答えは、5GHzと2.4GHzの両方のMbpsの速度が大きいものを選ぶことです。
両方の速度が早ければ、電波も強く発することになります。
しかし、1ルームしかないのにあまりにも早いものを選んでもの、あまり意味がありません(遠くに電波を飛ばす必要はないので)
また、遠くに飛ばせるようになればなるほど、無線LANルーターの価格もかなり上がってきます・・・
ですので、無線LANルーターの箱に書いてある推奨環境を参考にしてください。
ⅳ.ビームフォーミング
ビームフォーミングとは、スマホやパソコンのおおよその位置を確認した上で、そこに集中して電波を送る機能のことです。
ちなみに、一般的なルーターは、設置場所を中心に球状に電波を出すイメージです。
ゆえに、集中して電波を送ることで、電波感度が上がり通信状況を改善するので、結果的に速くなります。
しかし注意しなければならないのは、スマホやパソコン本体がビームフォーミングに対応している必要があります。
ⅴ.中継機能(←あったらいいな程度です)
中継機能とは、無線LANルーターを買ったはいいものの、実は電波が届かない部屋があったときに、中継器というコンセントに挿せる小さな箱を用意することで、電波を届く距離を延ばす機能になります。
これはあればいいな程度の機能なので、あまり気しなくてもいいと思います。
また、もし電波が届かない部屋があるときは中継器を買うのも1つの手です。